入庫にまつわる様々な作業がある
倉庫番と言うと、指示のあった時に商品を発送する作業をしているだけ、というイメージがあるかもしれません。その作業も大事な業務のうちの一つなのですが、その出荷作業にまつわる様々な業務を行っているのが倉庫業です。まず、発送する商品があるのですからその商品の入荷もあります。それらはその商品を販売しているショップが仕入れ指示を出し、メーカーから倉庫に納品されます。簡単に納品と言ってもトラックにパレットで積まれた荷物が大量に届くことも多く、フォークリフトで下ろし、荷ほどきから始まります。納品書と付き合わせて数を確認し、検品をして、入庫します。場所はあらかじめ作っておかなければなりませんが、急に届くことも多く、立て込んでいた時にはとりあえず仮の場所に置いておき、入庫待ちが行列になることもあります。
トラックを待たせないように作業する
そして毎日発生するのが出荷作業です。ショップで売れた商品データや送り先の客データが送られて来るので、夕方の集荷に間に合う様に発送作業を行います。これは倉庫からのピッキング、確認、梱包といった必須の作業に、管理データの更新という作業が付随します。間違いがあってはいけないですし、特に配送会社の伝票処理は間違えると大問題です。繁盛期には目が回るほどの出荷数になり、一時的に増員して対応しなければならない場合も多いですが、そういう時に限って突然の入庫も多く、トラックを待たせるのはいけないため、とんでもない忙しさになります。忙しさに波があるのは確かですが、中々大変なのが倉庫業なのです。
物流とは、企業や生産者が消費者に品物を届ける過程を指します。運ぶだけではなく、品物の選別や保存、梱包なども含まれています。